福岡西石の林道【仙台市泉区福岡】
七北田ダムを周回する林道である蒜但木向北谷地林道の支線のひとつを紹介します。
場所
七北田ダムの北側に入口があります。
蒜但木向北谷地林道を管理事務所から進んで行くと、左手にダム、右手にいかにも支線という感じの丁字路があります。
入口を塞ぐトラック
支線を覗いてみると、すぐ10メートルほど先に廃トラックが横向きに駐車されています。
トラックの前には大岩があり、一見すると行き止まりのような光景です。
ああ、こりゃあ、ダムの作業車が転回するためのスペースに誰かが車を捨てていってそのままなのかな・・。
なんて思っていました。
ブログで使うのでトラックの写真でも撮っておこうかと思い、少し近づいて観察してみると、大岩の脇にバイク一台分程度のスペースがあります。
おや、これは先があるな、とGoogleマップを見てみます。
トラックの先は道として表示されませんでしたが、なんと、現在地は泉ヶ岳の廃村のすぐ南と分かりました。
この廃村、岳山コーヒーから入る林道の先にあります。
うち捨てられた別荘地という感じの集落です。
以前別ルートから行ったことがあるのですが、行き止まりと思って引き返してきたことがあります。
これはもしかして、廃村に通じているんじゃないか・・!?
急にテンションが上がります。
林道巡りをしていて嬉しいのって、こういう時です。
まさかあそことここが繋がっていたとか、ピストン林道だと思っていた林道が予想外に貫通していたとか・・まあ、理解されないかもしれないですけど、とにかく、テンション爆上がりです。
オフ者なら分かるはず。
まあ、貫通してるんじゃないかという予想は大体裏切られるんですが・・。
道路環境
トラックを避けて先に進むと、いかにも林道です。
路面は土です。
腐葉土で覆われています。
何年も車の通行はなさそうですね。
そりゃあ、片側をトラックでふさがれていれば車は通れないでしょう。
バイクや人の通行はあったのでしょうか、大きな崩落や落石は認められませんでした。
幅員は4メートルを超えています。
広い林道です。
もし廃村に通じていたのだとすると、開発当時はかなり立派な道路だったのではないでしょうか。
福岡西石の廃村へ
林道はやがて、川沿いを沿って進むようになります。
枯れた樹木の先に、うっすらと建物が見えてきます。
ワクワクする。
これでワクワクしないオフ者なんかいないでしょう。
青下林道の時のように、直前で途切れたりしないよな・・。
出た。
廃村のどん詰まりの、少し手前です。
廃村の栄えていた時期の名残のような、案内所の横が出口でした。
この廃村、クラインガルテン泉ヶ岳というらしいですね。
前来た時は、ここから先があるなんて全く分かりませんでした。
繁栄していたころは、この村から、林道を通って七北田ダムまで出かけていたのでしょう。
まあ、出かけたところで何があるわけでもないのですが。
今は人気の無い廃村が残るばかりです。
こんな寂しい廃村に一人ですが、この林道を走り終えた時、まるで世紀の大発見でもしたかのように、私は貫通していたという満足感で満たされてました!!
このブログを見てるような人達なら、この満足感分かってくれるよね?
ね!?
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