宮城林道日記

宮城県の林道を巡ってます。

朝露まみれマスツー【定義・横川林道】

1年ぶり、セロー225のDさんと林道ツーリングに行ってきました。

 

向かったのは、定義山

 

梅雨の晴れ間で、爽快なツーと思いきや、結局ビシャビシャのツーリングでした。

 

 

 

 

Dさんと合流

 

1年ぶり、Dさんと合流。

 

昨年のDさんとのツーリングは、Dさんに子どもが生まれるので、奥様からしばらく林道ツーリングを禁止される直前のことでした。

 

昨年↓

serow2012.hatenablog.com

 

 

今回、無事長男が生まれたということで(おめでとうございます)、久しぶりの林道だそうです。

 

行き先はややソフトな林道を選択。

 

定義、横川林道としました。

 

午前8時半に定義如来の駐車場で合流。

 

な、なんかセローがパワーアップしてる気がする・・。

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昼間は賑わうこのお寺も、この時間帯だと全然人がいません。

 

しばし雑談。

 

しかし、さあ行くぞというタイミングで小雨が降り出しました。

 

我ながら、さすが超絶雨男のパワーです。

 

しかし、ここまで来て中止はない。

 

雨天決行です。

 

 

ゲート問題

 

さて、まず最大の問題にぶつかります。

 

ゲート問題です。

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横川林道のゲートですが、数年前から超絶進化を遂げて、横川林道側はバイクの通過ができなくなっているのです。

 

反対側、定義林道側からはいくらでも出入り自由なのにですよ!

 

定義林道から入って、横川林道の出口まで2時間かけて走ってくるとまさかの不通!げえ、この道を戻るのか!ということになりかねません。

 

「入ってもいいよ、ただし、行き帰りで4時間かける覚悟があるならね・・。」ということでしょうか。

 

とりあえず、横川林道のゲートを下見です。

 

すると、たしかにゲートはかなり強固ですが、ゲート横にバイク用の空間が。

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お、これならバイクは出入りできるな。

 

しかし、足元に斜めに切り立った石の段差があります。

 

空間の両脇が岩で制限されているため、石に対して斜めにしかアプローチできません。

 

こちら側(入口)からは登り方向になりますから、かなり厳しい角度です。

 

下り方向(出口)なら楽そうですが・・。

 

Dさん、果敢にチャレンジするも、スタック。

 

やはり、定義林道側から進入することとします。

 

 

 

朝露まみれ

 

定義如来を過ぎ、右折。

 

定義林道側から進入していきます。

 

梅雨時期だけあって路面が濡れていて、滑りそうで怖いです。

 

まして、この林道は路面が土だったり、突如岩になったりします。

 

変化に富んだところがこの林道の良いところですが、走り始めはけっこう怖いです。

 

路肩の草木は伐採されていて、走りやすいです。

 

徐々に慣れてきて、速度も上がってきます。

 

後輪から泥を巻き上げながら走ります。

 

ツーリストにしてからタイヤ径がほんのちょっと大きくなったせいか、D605よりも巻き上げが多くなった気がします。

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定義林道を過ぎ横川林道に入ると、路肩の伐採はされておらず、両脇から枝葉が伸び放題です。

 

だんだんと山深くなっていき、ついに、道が見えないほど草木に埋もれてしまいました。

 

もし、ここが来たことある林道じゃなかったら、絶対進まなかった。

 

絶対引き返してた。

 

だって、道じゃないもん、藪だもん。

 

ふり返っても、Dさんが着いてきてるかわかりません。

 

かろうじて、エンジン音で近くにいるのがわかります。

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あと、困ったのがゴーグル。

 

林道用のゴーグルは、レンズを赤色にしているのです。

 

なぜ赤って?かっこいいからです。

 

しかし視認性は悪く、山道では外していることが多いのです。

 

本末転倒ですね。

 

今回もゴーグルを外して走っていたのですが・・バシバシ葉っぱや枝が顔に当たるし、首にかけていたゴーグルには虫が入りまくるしで、最悪!!

 

ちゃっかりクリアレンズに替えていたDさんが正解だわ!!

 

さらに、朝の時間帯もあって、枝葉には朝露がびっしりと付いていました。

 

それをバイクと体で押し避けていくわけですから、着ている服はもうビシャビシャです。

 

雨はやんでいたのですが、まるで雨の中を走ったかのような濡れ具合です。

 

 

 

山頂からの眺め

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ビシャビシャ区間を過ぎると、山頂に出ました。

 

よく、色々なブログで紹介されている箇所ですが、ここだけスパッと視界が開けます。

 

2人で止まって小休止です。

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朝の風はまだ涼しく、朝露に濡れた体には少し肌寒いくらいです。

 

しかし、不快ではない。

 

眼下は見渡す限り、一面の緑です。

 

梅雨直前。

 

草木の緑はますます深くなっていくことでしょう。

 

 ここを過ぎると後は下り。

 

若干の藪漕ぎの後は、再び路肩の草木が伐採されていました。

 

横川ゲート側から伐採が進められたのでしょう。

 

それまでの藪漕ぎのご褒美か、ストレートダートが続きます。

 

快走路を吹っ飛ばし、通り過ぎる風が濡れた体を乾かしてくれます。

 

気持ちいい。

 

 

 

ガチ倒木

 

そしてまもなくゲートかというところで、これだよ。

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かなりガチな倒木。

 

普通に路面に転がってるだけなら越えられそうなものを、わざわざ岩と岩の間を橋渡しするように倒れやがって・・。

 

木が、バイクを通さないよう意図的に倒れたものとしか思えません。

 

しかししかし、こちらもここで引き返すわけにはいきません。

 

いや、マジでもう藪漕ぎはしたくない。

 

そもそも今日はソフトな林道を求めてきたのに、なんでこんな状況になってるんだか。

 

こちらもガチで通り抜けます。

 

倒木脇をすり抜ける作戦ですが・・木の両脇は岩。

 

岩の上を通過する訳にもいかないので、倒木の脇の岩をさらに迂回します。

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ここを通ります。(ヤケクソ)

 

草木に埋もれて見えませんが、当然、葉っぱの下には枝や岩がゴロゴロです。

 

一人が歩いてルートを探し、先導しながら、バイクに乗ったもう一人を誘導します。

 

石と石の間を抜けて。

 

枝をくぐり。

 

なんとか倒木の向こう側へ。

 

2足2輪は伊達じゃない、セローってほんと優秀。

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程なく、ゲートです。

 

ゲート脇の段差をくぐり抜けて、ゴールです。

 

2時間くらいかかりましたね。

 

リハビリツーにしては、かなり頑張りました。

 

Dさんとツーリング行くときは、いつもソフトな林道を選んでるつもりなんです。

 

かならずハードになるけど、ほんとわざとじゃないですからね!

 

お疲れ様でした!

 

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