朝露まみれマスツー【定義・横川林道】
1年ぶり、セロー225のDさんと林道ツーリングに行ってきました。
向かったのは、定義山。
梅雨の晴れ間で、爽快なツーと思いきや、結局ビシャビシャのツーリングでした。
Dさんと合流
1年ぶり、Dさんと合流。
昨年のDさんとのツーリングは、Dさんに子どもが生まれるので、奥様からしばらく林道ツーリングを禁止される直前のことでした。
昨年↓
今回、無事長男が生まれたということで(おめでとうございます)、久しぶりの林道だそうです。
行き先はややソフトな林道を選択。
定義、横川林道としました。
午前8時半に定義如来の駐車場で合流。
な、なんかセローがパワーアップしてる気がする・・。
昼間は賑わうこのお寺も、この時間帯だと全然人がいません。
しばし雑談。
しかし、さあ行くぞというタイミングで小雨が降り出しました。
我ながら、さすが超絶雨男のパワーです。
しかし、ここまで来て中止はない。
雨天決行です。
ゲート問題
さて、まず最大の問題にぶつかります。
ゲート問題です。
横川林道のゲートですが、数年前から超絶進化を遂げて、横川林道側はバイクの通過ができなくなっているのです。
反対側、定義林道側からはいくらでも出入り自由なのにですよ!
定義林道から入って、横川林道の出口まで2時間かけて走ってくるとまさかの不通!げえ、この道を戻るのか!ということになりかねません。
「入ってもいいよ、ただし、行き帰りで4時間かける覚悟があるならね・・。」ということでしょうか。
とりあえず、横川林道のゲートを下見です。
すると、たしかにゲートはかなり強固ですが、ゲート横にバイク用の空間が。
お、これならバイクは出入りできるな。
しかし、足元に斜めに切り立った石の段差があります。
空間の両脇が岩で制限されているため、石に対して斜めにしかアプローチできません。
こちら側(入口)からは登り方向になりますから、かなり厳しい角度です。
下り方向(出口)なら楽そうですが・・。
Dさん、果敢にチャレンジするも、スタック。
やはり、定義林道側から進入することとします。
朝露まみれ
定義如来を過ぎ、右折。
定義林道側から進入していきます。
梅雨時期だけあって路面が濡れていて、滑りそうで怖いです。
まして、この林道は路面が土だったり、突如岩になったりします。
変化に富んだところがこの林道の良いところですが、走り始めはけっこう怖いです。
路肩の草木は伐採されていて、走りやすいです。
徐々に慣れてきて、速度も上がってきます。
後輪から泥を巻き上げながら走ります。
ツーリストにしてからタイヤ径がほんのちょっと大きくなったせいか、D605よりも巻き上げが多くなった気がします。
定義林道を過ぎ横川林道に入ると、路肩の伐採はされておらず、両脇から枝葉が伸び放題です。
だんだんと山深くなっていき、ついに、道が見えないほど草木に埋もれてしまいました。
もし、ここが来たことある林道じゃなかったら、絶対進まなかった。
絶対引き返してた。
だって、道じゃないもん、藪だもん。
ふり返っても、Dさんが着いてきてるかわかりません。
かろうじて、エンジン音で近くにいるのがわかります。
あと、困ったのがゴーグル。
林道用のゴーグルは、レンズを赤色にしているのです。
なぜ赤って?かっこいいからです。
しかし視認性は悪く、山道では外していることが多いのです。
本末転倒ですね。
今回もゴーグルを外して走っていたのですが・・バシバシ葉っぱや枝が顔に当たるし、首にかけていたゴーグルには虫が入りまくるしで、最悪!!
ちゃっかりクリアレンズに替えていたDさんが正解だわ!!
さらに、朝の時間帯もあって、枝葉には朝露がびっしりと付いていました。
それをバイクと体で押し避けていくわけですから、着ている服はもうビシャビシャです。
雨はやんでいたのですが、まるで雨の中を走ったかのような濡れ具合です。
山頂からの眺め
ビシャビシャ区間を過ぎると、山頂に出ました。
よく、色々なブログで紹介されている箇所ですが、ここだけスパッと視界が開けます。
2人で止まって小休止です。
朝の風はまだ涼しく、朝露に濡れた体には少し肌寒いくらいです。
しかし、不快ではない。
眼下は見渡す限り、一面の緑です。
梅雨直前。
草木の緑はますます深くなっていくことでしょう。
ここを過ぎると後は下り。
若干の藪漕ぎの後は、再び路肩の草木が伐採されていました。
横川ゲート側から伐採が進められたのでしょう。
それまでの藪漕ぎのご褒美か、ストレートダートが続きます。
快走路を吹っ飛ばし、通り過ぎる風が濡れた体を乾かしてくれます。
気持ちいい。
ガチ倒木
そしてまもなくゲートかというところで、これだよ。
かなりガチな倒木。
普通に路面に転がってるだけなら越えられそうなものを、わざわざ岩と岩の間を橋渡しするように倒れやがって・・。
木が、バイクを通さないよう意図的に倒れたものとしか思えません。
しかししかし、こちらもここで引き返すわけにはいきません。
いや、マジでもう藪漕ぎはしたくない。
そもそも今日はソフトな林道を求めてきたのに、なんでこんな状況になってるんだか。
こちらもガチで通り抜けます。
倒木脇をすり抜ける作戦ですが・・木の両脇は岩。
岩の上を通過する訳にもいかないので、倒木の脇の岩をさらに迂回します。
ここを通ります。(ヤケクソ)
草木に埋もれて見えませんが、当然、葉っぱの下には枝や岩がゴロゴロです。
一人が歩いてルートを探し、先導しながら、バイクに乗ったもう一人を誘導します。
石と石の間を抜けて。
枝をくぐり。
なんとか倒木の向こう側へ。
2足2輪は伊達じゃない、セローってほんと優秀。
程なく、ゲートです。
ゲート脇の段差をくぐり抜けて、ゴールです。
2時間くらいかかりましたね。
リハビリツーにしては、かなり頑張りました。
Dさんとツーリング行くときは、いつもソフトな林道を選んでるつもりなんです。
かならずハードになるけど、ほんとわざとじゃないですからね!
お疲れ様でした!
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