フロントフォーク磨く【初めてのSR400⑱】
バイクの楽しみ方の一つとして「磨く」というのがあるようです。
いやいや、バイクは走る物で、磨く物じゃないでしょww
と思ってましたが・・ついに、磨きます。
「磨く」ということ
バイクは走るためのもので、磨くものではない・・。
バイクの草創期には磨くのが楽しいなんて発想はなかったでしょう。
しかしバブル期、過当競争の末、市販車に早さの限界が見えてきたころ、バイクに対する向き合い方の方向性を変えて「バイクを磨く」ということ自体に楽しみを見いだす人種が出てきます。
そして、実は現代もけっこう多いんじゃないでしょうか・・乗るよりも、磨くことが好きな人。
私も、セローは錆びていたところで、気にもしませんでした。
林道走ってれば、割れたり、凹んだりはよくあることです。
錆なんてない方がおかしい!
そう思ってました。
しかし、メッキ部分の多いSRに乗ってると、すげえ気になるんですこれが・・。
私のSR君、特にフロントフォークとマフラーが汚いです。
マフラーは錆が浮いてましたので錆落としで磨いて落としました。(前回の記事参照)
今回はフロントフォークを磨いていきます。
フロントフォークの錆
しかし、よく見るとこれ、普通の錆じゃないな・・。
白っぽい塗膜のようなものが浮き出ています。
いわゆる「白錆」です。
アルミ特有の錆ようなのですが・・。
試しに錆落としを付けて拭いてみても、いくら拭いても落ちません。
マフラーの黒錆は拭けば落ちたのですが、白錆はかなり手強いようです。
ネットを漁ってみた結果、紙やすりで擦って落とすのが手っ取り早いそうなので、やっていきます。
ホームセンターで、耐水やすりを買ってきました。
目の荒い順に1000番、1500番、2000番。
荒い順に磨きます。
1000番で荒く磨き、表面をザリザリにする。
ザリザリの表面を、中くらいの1500番で磨き、サラサラにする。
サラサラの表面を、細かい2000番で磨き、ツルツルにする。
という手順です。
耐水やすりで擦る
バケツに水を汲んで、やすりを水につけながら磨いていきます。
今回は耐水やすりを使いますが、普通のやすりでもできると思います。
ただ、水につけることで、削った粉末が水と一緒に落ちるので摩擦力が下がらないそうです。
最初は1000番。
鼻歌まじりに削ると・・。
超傷ついてる!!
いや、良いんですよ。
良いんですけど、怖い。
これ、マジでちゃんと綺麗になるのかな・・。
ここまで来たら引き下がれない・・思い切って全部擦りきります。
1時間くらいかかったよ。
・・・白錆自体は目立たなくなっています。
覚悟していたこととは言え、不安です。
次に1500番で擦ります。
目立っていた削り痕が、目に見えて平にならされていきます。
最後に2000番で擦ります。
お、擦れば擦るほどツルツルになっていきます。
この辺りで気付きました。
あ、磨くのって楽しい!と。
こういう感覚だったのか「磨く」人達って。
仕上げ
金属磨きの定番、ピカールで拭き上げていきます。
フロントフォークが銀色に鈍く光り始めました。
おおっ、マジか。
最後に錆止めとして、クレ556を吹いてやります。
やすりで削った分、表面の塗装も落ちてしまったので、錆びやすくなっています。
今までよりも細めにクレを吹いてやる必要がありますね。
比べてみると、どうでしょう。
右側が磨く前。
左側が磨いた後です。
それまでの鏡のような表面ではなくなってしまいましたが、白錆が落ちて、鈍くつるっとした感じになりました。
これはこれで、なかなか良いのではないでしょうか。
ただ、けっこう体力を使うので疲れました。
フロントフォーク、もう一本あるのか、少し面倒だな・・と思ってしまう私は、まだ「磨くのが趣味」の人にはほど遠いですね。
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