エアフィルター洗浄【初めてのSR400⑥】
数年前、突然心筋梗塞になって、もうバイクに乗れないと思っていたころに出会ったSR400。
そのSR、廃車にされるくらいなら私が直して乗る・・!
初めてのSR、その6!
フィルター取り外し
今回はエアフィルターを清掃していきます。
セローは乾式フィルターですぐに終わりましたが、SR400は湿式フィルターです。
湿式は意外に面倒ですし、時間がかかりますね。
まず、SRの右側面のプラスチック製カバーを外します。
この「SR」と書いてある部分ですね。
右下のボルトを外して、持ち上げるようにすると外れます。
さらに中にはケースがあります。
ケースはプラスドライバーで三カ所ネジを外して開けます。
中にはエアフィルターが入っています。
蝶ねじで留められているので、手で蝶ねじを外すとすぐに取り外せます。
内側のプラスチック製の「枠」にスポンジが被せてある構造です。
このスポンジ部分に空気中のゴミが引っかかって、エンジン内部にゴミが入るのを防ぐのですね。
スポンジはうっすらと湿っています。
スポンジ表面には、ゴミが良く付着するようにオイルが塗ってあるのですが、前に塗ったオイルがまだ残っているようですね。
表面を見ても、ゴミ等の付着は認められず・・なんとなくエンジンがゴボつくのは、吸気が原因かと思ったけど違うのかな。
でも、せっかくなので清掃していきます。
枠からスポンジをめくると、すぐ外せます。
フィルター洗浄
取り外したスポンジを洗っていきましょう。
乾式フィルターは、古いフィルターを捨てて新しいフィルターに入れ替えればすぐでしたが、湿式は洗って再利用します。
エコですけど、正直、面倒です。
さて、洗い方は正確にはエアフィルタークリーナーという専用の薬剤があって、それでスポンジをもみ洗いして洗浄するのが良いそうです。
その後に専用のエアフィルターオイルがあるので、それを添付する・・という流れ。
しかし、クリーナーは1500円するし、オイルは2000円します。
高いです。
貧乏ライダーの私は、当然代替品を探すことにします。
そして見つけ出したのが、これ。
灯油。
エアフィルターに付く汚れで一番とれにくいのは、エンジンからの吹き返しによる油汚れなので、灯油で洗うのが一番良いのだとか。
セローだと、土や泥や、ひどい時には虫とかフィルターに詰まってるけど、SRなら確かにそのとおりだと思います。
ではまず、レジ袋にスポンジをぶっこみます。
そこに、上から灯油を注ぎ入れます。
古くなって余ってる灯油で十分です。
レジ袋の外から手でモミモミします。
この時、袋が破れて灯油が漏れたりしますので、レジ袋は2枚くらい重ねてた方が良いです。
モミモミ。
モミモミ。
何分かやってると汚れが出てきて、灯油が茶色くなってきます。
あとはしっかり干す。
灯油ならエンジンへのダメージも少ないはずですが、水分が残ってたりするとエンジン内に吸いこまれてしまうので良くないです。
灯油は揮発しやすいので、すぐ乾くはずです・・が、私は干しっぱなしにしてたので2日間くらい干しました。
しかし、油くさい・・正直、子供がいる家やマンションではやらない方が無難かも・・。
カラカラです。
オイル添付
水気を切ったところで、今度はスポンジ表面にオイルを塗り付けていきます。
このオイルが空気中の細かなゴミを吸着してくれます。
オイルは専用のオイルも出ていますが、今回はやはり廉価版を使用します。
そう何回も使う物じゃないしね。
これ、2stオイル。
なんで2stなのか、4stじゃ駄目なのかというと、正直4stでも良いような気がします。
ただ、2stオイルはもともとエンジン内部で燃焼して排出されることを前提として作られたオイルなので、エンジン内部に入ってもダメージが少ないです。
あるなら2stオイルをお薦めします。
ペタペタと表面に塗付けていきます。
塗りすぎると吸気が悪くなるので、うっすらと塗っていきましょう。
ブラシなんてないので、手で塗り付けます。
臭い、きっつ!
取り付け
まんべんなく塗り付けたところで、逆の手順で組み直します。
スポンジを枠にはめて、上から蝶ネジを貫通させて、シート下のスペースにはめ直して、終了。
どうでしょう、走行性能変わるかな?
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