クラッチワイヤーなんとかする【初めてのSR400③】
数年前、突然心筋梗塞になって、もうバイクに乗れないと思っていたころに出会ったSR400。
そのSR、廃車にされるくらいなら私が直して乗る・・!
初めてのSR、挫折のその3!
田舎の庭は広いもので、SRの試乗も楽々です。
3速までくらいなら、庭で走行できてしまいます。
むしろ庭と公道の境が不明です。
試走して見ると、2年前から変わらない力強い走行感です。
しかし、クラッチが重いでしょうか、左手が疲れる。
クラッチケーブルをメンテナンスしましょう。
やったことないので、ネットを見ながら、まずは道具を買いそろえます。
仙台泉2りんかんで買ってきた道具は以下の通り。
・ワイヤーオイル デイトナ製
あとは備え付けの工具でやります。
まずは、クラッチレバー周りの清掃をします。
クラッチレバーの根元のゴムカバーをずらして、ネジを露出させ、回して緩めます。
このネジに着いてるのがクラッチワイヤーですね。
さらにこのミラー下のボルトを外します。
これでレバーをクラッチワイヤーから外せます。
パーツクリーナーでクラッチレバー及び根元を清掃します。
クリーナーの先っぽを差し込んで思いっきりビシャビシャにしてきれいにします。
乾くまでの間にワイヤーの清掃もします。
クラッチワイヤーの下端はエンジンにつながってます。
クラッチレバーを引くと、このクラッチワイヤーが引っ張られて、エンジンに着いてるこの金具が動くんですね、勉強になります。
SR400はこういうシステムが古い分わかりやすくて楽しいです。
下端を金具から取り外し、先っぽを新聞紙で覆っておきます。
後で上から新しいオイルを注ぎ込むので、下端から古いオイルが出てくるのです。
さて、次はワイヤーの上端です。
ワイヤーの先っぽにワイヤーインジェクターを取り付けます。
インジェクターのワイヤーを挟む部分は、ゴムでふさがっている方と開いている方があるのですが、ふさがっている方が上(ワイヤー先端がホースから出ている方)、開いている方が下(ホース方向)です。
これを間違うと、オイルが自分に跳ね返ってきます。
ネジできつく挟み込んで、穴にワイヤーオイルのノズルを刺して、思いっきり噴射します。
ブシューッ
ブシューッ
ワイヤー先端を掴んで、押したり引いたりして、オイルをホースの下へ下へ押し込んでやります。
そして、さらに続けます。
ブシューッ
ブシューッ
ん?
何度も繰り返す内に、オイルが上からあふれ出てきました。
これ以上入っていきません。
どうも、ホース内部で古いオイルが固着しているのか、詰まっているようです。
そのせいでオイルが入っていかず、溢れてきます。
急遽、噴射するオイルをクレ556に変更します。
これでホース内の古いオイルを洗浄する作戦です。
ブシューッ
ブシューッ
・・押しても引いても、一向にホース下端から古いオイルが出てきません。
固着が強すぎて、詰まりがとれないようです。
残念ですが、ここで断念。
いきなり挫折です。
クラッチワイヤーなら新品でも2000円で買えるし、注油は諦めて、後日、新品に交換することにします。
まあ、動作しない訳ではないし、しばらくこのままでも大丈夫でしょう。
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