とりあえず始動【初めてのSR400②】
数年前、突然心筋梗塞になって、もうバイクに乗れないと思っていたころに出会ったSR400。
そのSR、廃車にされるくらいなら私が直して乗る・・!
初めてのSR、その2!
家に帰って、さっそく嫁さんにSRをもらうことを報告しました。
予想外なことに、あっさり了解してもらえました。
嫁さんは、駐輪場に1台増えて邪魔だな程度にしか考えていないのでしょう。
その日、嫁さんには保険、税金については話しませんでしたから・・。
しかも、彼女はSRは車検があるということも知らないでしょう、セローはありませんし。
そういうネガティブ要素は、もう後は車検を受けるだけ!という段階で相談することにしよう。
さて、まず車検のないSRをどうやって運んでくるかが課題でした。
結局、祖父のハイエースを借りて搬送することにしました。
ハイエースで叔父の家に乗り付けると、軒下に1台のバイクが置かれていました。
あのSRだ・・。
前後輪ドラムブレーキで、キャブレター式。
1996年製の23歳。
20年前と言えば、もう旧車の部類に片足を突っ込んでますね。
それでも、昔から変わらないデザインは今も格好良く見えます。
やはりSR400です。
あちこちに浮いた錆、少しだけ凹んだタンク。
キャブ周りは油漏れでまっ茶色になっています。
ボロボロですが、2年前、私を励ましてくれたあいつに違いありません。
さて、様子を見てみましょう。
まず、ガソリンタンクには全く残量がありません。
キャブから全部漏れたと聞いています。
とりあえず、漏れの状況を確かめるために給油します。
ガソリンスタンドから携行缶で汲んできたガソリンをダブダブ入れてやります。
漏れません。
エンジンかけないと漏れないのかな。
とりあえずキックで始動に挑戦。
キックスタートは2年ぶりです。
2年前は大分苦労して1回だけかかりましたが・・かかりません。
慣れないデコンプレバーを駆使して踏みまくります。
30回は踏んだでしょうか、やはり無理。
プラグを確認してみます。
うーん、黒い気がする。
確か、焦げ茶色が正常ですから、ずいぶんカブっている感じです。
買ってくるのも悔しいので、金属ブラシで磨いてみます。
再装着。
再び踏みまくると、ブルゥッと音がして、エンジンに少し反応が出てきました。
しかし、すぐ停止してしまいます。
点火はしているようなので、ガソリンか?という話になりました。
どうも、コックから漏れたことがあるらしいので、コック周りをいじってみます。
とりあえず、コックをガチャガチャしてみます。(安易)
試しに踏んだら、なんと一発でかかりました。
セローとは少し違う、400cc単気筒の力強い鼓動です。
エンジンがかかった途端、電装系も元気が戻ったようで、一斉に着き始めました。
イエローのフロントライトがノスタルジックでかっこいいです。
何回かエンジンを切って再始動を繰り返していたら、安定してかかるようになってきました。
ガソリンも今のところ漏れないし、このままなら車検もいけるかな・・?
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