愛宕山林道【仙台市太白区坪沼硯石】
今回も、男爵い~もさんのトリッカーと私のセローの2台体制で探索します。
愛宕山林道はきっちり整備されていて走りやすく、幅員も広くて、なにより超見晴らしが良い林道でした。
また行きたいです。
久しぶりにおすすめ!
愛宕山林道とは
事前情報によれば、山頂には愛宕神社があります。
そもそも「愛宕○○」ってよく聞きますが、これは元を辿ると神道の火防の神様の愛宕権現様を祭る信仰なのだとか。
発祥は京都のようですが、東北地方に多いようです。
仙台にも他に愛宕山ってありますよね。
まあ、今回は山頂まで林道は通っていないので神社へは行きません。
さて、次は地図上から林道を考察してみます。
場所は、旧坪沼小学校の西側、赤石パーキングの南に位置します。
愛宕山を中心に、南東側から時計回りに北東側へ抜ける、Cの字の形をした林道です。
Cの頂点部に大青工業(株)リサイクルセンターがあります。
おそらく、この会社へ出入りするトラック等のために未舗装路が整備されているのでしょう。
愛宕山の標高は324メートルですが、林道自体はもっと低い位置を通ります。
林道南側出入口の標高は180メートル、林道北側出入口の標高は95メートルで、南側を頂点に約100メートルの標高を緩やかに下っていく林道です。
距離は約3.5キロメートル。
地図上でわかるのはこのくらいでしょうか。
次は、実際に走ってみます。
南側出入口
その日は、中身山を林道を越え、北山の廃道を越え、ハードな林道を連戦していたので2人とも結構へとへとでした。
それでも時間がありましたから、もう1本おまけの林道を走ろうか、そんな気持ちでこの林道へ来たのです。
坪沼コミュニティセンター(旧坪沼小学校)の東側の信号交差点を西へ入ります。
10年くらい前、このあたり小学生が通学中に熊に会ったと聞きました。
当時で出るんですから、今もまだいるでしょうね。
冬ですから冬眠してて欲しいけど・・今年は暖冬だからな。
思い出に浸りつつ走ること数分。
右手に立派な林道の看板が見えます。
ここが南側出入口です。
ここから少しだけ登ります。
林道南側
入口からして、かなり整備された未舗装路です。
冒頭に、この林道はリサイクルセンターの出入りトラックのため、と書きましたが、同センター南側は比較的道幅が狭いので、トラックは多分北側を通るんじゃないでしょうか。
南側は伐採地が多く、林業さんが使用している感じです。
それでも、見てくださいこの画像、この幅員ですよ。
期待できそうですね。
やがて、開けた伐採地に出ます。
木々が伐採され、視界左手いっぱいに見通しが開けています。
見晴らしがよく、気持ちいいです。
よく見ると、画像の左奥に男爵い~もさんがいます、見えますか?
このスケール感。
山の大きさを感じることができます。
良い。
そして、これだけ大規模に伐採されているのに路面が全然荒れておらず、フラットなのがすごい。
しっかり整備されています。
林道北側
丁字路が現れます。
南側から来たので直進と左折の分かれ道です。
左手には関係者以外立入禁止の看板が設置されています。
左を行くと、リサイクルセンターに行くようですね。
航空写真を見ると、左折しても直線しても、いずれ道路は合流するようです。
リサイクルセンターには用はないので、直進します。
そこからが絶景でした。
はぁ・・思い出してきた、また行きたい。
緩やかな下りの、長い直線です。
尾根道で、両側が下り斜面になっていて、視界が開けています。
時期はちょうど冬至で寒かったですが、空気が澄んで遠くの山々が見渡せます。
陽が少し落ち始めていて、早めの夕日が稜線を照らしていました。
尾根を風が通り抜けていくのがわかります。
路面はトラックがすれ違えるほど広く、整備されたフラットな未舗装路です。
凸凹もないので、自然とスピードも上がります。
思わず、それまでヘトヘトだったのも忘れ、スタンディングでスロットルを開けます。
テンションも上がり「気持ちいー」と叫びながら走っていました。(今思い返せば男爵い~もさんはけっこう冷静だった・・恥ずかしい。)
バイクで走っているとあっという間でしたが、本当に美しい数分間でした。
疲れも吹っ飛ぶくらい、最高に気持ちいい。
おかげで写真取り損ねたわ・・。
北側出入口
下っていくと、尾根道は終わり、やがて林間に入ります。
残念。
1本目、コンクリート製の橋があり、渡ります。
この川が支倉川です。
このあたりになると、未舗装路ながら路面も締まってきて、ダブルタイヤのタイヤ痕などが見れます。
トラックが頻繁に通っている証ですね。
そんなことを考えていたら、正面からトラックがやってきました。
リサイクルセンターへ行くのでしょう。
これからあの絶景道を通るのか・・いいなぁ。
2本目、橋を渡ると市道へ突き当たります。
この川が坪沼川です。
先ほどの支倉川と合流して、やがて名取川へ吸収されます。
ここで林道はおしまいです。
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