ひこばえの森の林道【岩手県一関市室根町折壁】
今回は、矢越山林道群の北西方に位置するひこばえの森の林道を紹介していきます。
室根町のひこばえ(切り株の上に生える若木)の森を走る林道です。
ひこばえの森とは
岩手県一関市室根町の矢越山の北西方に位置する森林です。
東日本大震災以降、津波で荒廃した太平洋沿岸の海洋資源を修復するため、その根源である山林の回復が図られました。
それがひこばえの森の始まりのようです。
県を越えて岩手県側で植林が行われ、豊かな山林が作られているのですね。
植林事業に伴い、ひこばえの森交流センター等の公共施設も建設され様々なことに利用されているようです。
ロックフェスなんかも行われているようですね。
ひこばえの森の林道の位置
ひこばえの森の林道は矢越山林道群の北西側に位置します。
北側出入口は室根体育館がある一関市室根町折壁八幡沖地内。
西側の標高394メートルの新館山という山の脇を通り南下。
南側出入口は一関市室根町矢越山古沢付近の市道に出ます。
路線名は、正式名称がなかったのでまた仮称になります。
ひこばえの森の林道の図測結果
林道の国土地理院地図上のデータについて記載します。
距離は約2.8キロメートル。
標高は、西側の入口が標高約180メートル、頂点部が標高約380メートル、東側の出口が標高約300メートルで、その標高差は約200メートル。
そこそこ勾配のある林道です。
新館山の頂上が標高394メートルですから、林道の頂点部が標高380メートルということを考えると、新館山の頂上付近を横切っているんですね。
実走結果
さて、今回は北側から進入します。
室根体育館を過ぎて南流神社から市道を南へ進み、国道284号(室根バイパス)のガードをくぐっていきます。
このあたりから未舗装路です。
路面は土です。
幅員は5メートルはあるでしょうか、広いです。
凹凸等はなく、異様に整備されています。
林道内には民家も散見されますから、生活用道路の役割も兼ねているのでしょう。
別れ道。
ここは左手に行くと民家に入って行きます。
右手は橋梁。
ここからは幅員4メートル程度に狭まります。
路面は草地に変化。
路面はあまり整備されていませんが、雑草は刈られているので走りやすいです。
周囲は畑などもありますから、農道でもあるのでしょう。
ただ、時々木立の切れ間から、付近の山々が見えます。
新館山山頂付近
ここから、路面がやや荒れてきます。
荒れると言っても雑草が増える程度でしょうか、オフロードバイクなら支障ない程度です。
軽トラやジムニーでも楽勝でしょう。
プリウスなら少し考えるかな・・。
勾配もやや急になり、高度が上がっていきます。
新館山の頂上付近を通過します。
山頂付近と言っても新館山は低山ですから、そんなに景観は開けません。
最後はやや下り、市道に突き当たります。
少し舗装路を走り、次の林道です。
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