あのSR400【初めてのSR400①】
それは、ある雨の日でした。
その日は親戚の集りがあり、私は実家に帰っていました。
久しぶりに会う叔父と世間話をしていると、ふいに叔父から言われたのです。
SRいらないか
そう言われ、私の頭に浮かんできたのは、私が人生で一番弱っていたあの時のこと。
そう、突然心筋梗塞になって、もうバイクに乗れないかと思っていたころに出会ったあのバイク。
叔父のSR400でした。
叔父は続けます。
「もう数年乗ってない。」
「とっくに車検もないし、ガソリン漏れてるし、廃車にしようかと思うんだけど。」
「バイク好きだろ?廃車にするくらいならやるから、直して乗ればいいんじゃないか。」
はい、もらいます!
即答です。
あの日、弱り切っていた私はキックスタートができなくて、バイクに乗ることすらできず絶望していました。
あの時、乗りたくて乗りたくて悔しさを噛み殺していたSRが、このまま廃車にされてしまうなんて許せない。
私は、修理については恥ずかしながらド素人です。
車検も通さないといけないですし、税金とか保険のこととか、駐輪場のこととか、最大の問題である嫁さんとの交渉とか、色々な問題があるのですが・・・それはまた後で考えよう。
とりあえず直しながら考えよう。
今、SR叔父の家にあります。
後日受け取りに行く約束をしてこの日は解散しました。
まず、どうやって叔父の家からSRを持ってくるかが、最初の問題だ・・。
次回↓
ブログランキング参加中、一押し応援お願いします。