宮城林道日記

宮城県の林道を巡ってます。

大堤林道【仙台市泉区西田中】

Yahoo!ブログ終了に伴って、昔の記事を整理していたところ、何年か前に泉タイカブさんから大堤林道の情報提供を受けていたのにすっかり忘れていたことに気付きました。

 

本当に申し訳ないです・・。

 

ということで、罪滅ぼしを兼ねて大堤林道に行ってきました。

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大堤林道は仙台市泉区西田中杭城山55-6先(恵和興業という会社の先)に入口があります。

 

意外と近いところにあるので、午前中仕事して午後からブラッと気楽に向かいました。

 

しかし、この時からすでに私の油断が始まっていたのです・・。

 

当時、泉タイカブさんは言いました。

 

「遊べる林道です。」

 

オフローダーの「遊べる」とか「爽やか」は警戒しなきゃいけない、ということをこの時私は忘れていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入口に標識があります。

 

標識が立っている林道はちゃんとした林道だ!と思っているので、期待大でした。

 

入ると、いきなり切り通しがあります。

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整えられた美しい斜面です。

 

切り通しって大体山頂付近にしかないので、最初から出てくるとテンション上がりますね。

 

その後も何カ所か切り通しがありました。

 

理由はわかりませんが、全体的に切り通しが多い林道ですね。

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ここの切り通しは両脇に岩盤が立っているので、なかなか面白いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周辺には野草が群生しています。

 

きれいです。

 

さらに、この時期(5月)新緑のトンネルが続きます。

 

(良い意味で)爽やかツーリングです。

 

マイナスイオンをたっぷり浴びながら進みます。

 

幅員は車2台分。

 

路面は砂利、整備されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中に現れた三日月不動尊入口の石碑。

 

気分も良いので、試しに三日月不動尊方向の支線へ逸れてみることにします。

 

すると路面は急に荒れ始めます。

 

ちょっと怖くなるほどの急坂を下りていきます。

 

ステアケース気味に路面が盛り上がっていたり、岩盤が路面に露出していたり。

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倒木が折り重なっているところで断念です。

 

その先は徒歩で確認します。

 

かなりの急坂。

 

緑に覆われ、ほぼ自然に帰ろうとしています・・・。

 

他のサイトの情報では、最終的には沢登りになるようなので、撤退。

 

本来の路線に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて鉄塔の下に行き着きます。

 

そこからはいつのまにか、シングルトラックに変わっていきます。

 

ここからは鉄塔の管理道路のようです。

 

三叉路四叉路と入り組んでいて、どれが本線かわかりません。

 

とりあえず鉄塔を目印に進んで行くことにします。

 

緩やかな下りを進んで行きます。

 

緩やかな下り。

 

緩やかな下り・・。

 

緩やか・・あれ?いつのまにかダウンヒルに変わってる!

 

シングルトラックのダウンヒルはかなり危険です。

 

なぜかって?

 

いつのまにか登山道に迷い込んでいて、徒歩で進むことを前提に作られてる可能性があるからです!

 

つまり、下ったものの、行き止まりで、帰りは登っていけない場所もあるのです!

 

そんな不安に駆られる私をあざ笑うかのように、急坂の90度のカーブ。

 

ああ、これはもう徒歩で進むことを前提に作られた道だ・・。

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もちろん、転びましたとも。

 

ガソリンをまき散らしながらも引き起こして、進みます。

 

この坂、もう戻れない。

 

もう進むしかない。

 

その先で待ち受けていたのは

 

階段

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マジか!

 

この絶望感は体験したことがある!

 

茂庭の中身山林道のあれだ!

 

serow2012.hatenablog.com

 

地元のトライアルライダー以外お断りの道みたいです。

 

路面に幅の狭いタイヤ痕があるのに気付いてました。

 

きっと、トライアルチックなバイクは行き来しているはずです。

 

トライアル寄りのバイクなら行き来出来るはず・・。

 

しかし、こちらはセローで、初見。

 

かなりきついです。

 

しかも階段の先は路面をえぐる沢。

 

素直にこの階段を降りていったらあの沢に突き刺さって前転する・・。

 

絶望感が私を包みます。

 

乗って降りたら死ぬ。

 

もういっそ、ギアをローに入れたまま、エンジンを切って押して降りることにします。

 

階段を歩きながら、セローは階段脇のスペースを押して下ります。

 

意外にこれがうまくできて、スムーズに(転倒せずという意味で)降りることが出来ました。

 

ああよかった・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Googleマップで確認しても、この先の鉄塔まで行って、そこから先は舗装路に出られるはずだ・・。

 

安心して進んで行ったのが間違いでした。

 

ちょっとしたぬかるみも、勢いを付けて一気に突破・・。

 

突破・・できなかった!

 

泥だまりのぬかるみにリアタイヤが埋まってストップしました。

 

これはまずい!!!

 

正直階段よりもまずい!!

 

恐怖感はないけれど、バイクがこのまま泥に埋まっていく可能性が高い!

 

(バイクの)致死率が高い!

 

泥沼に入る直前に、泥沼の脇に枝が積まれているのが見えました。

 

これはつまり、先人達が泥沼が危険なので回避ルートを作っていたのでしょう・・。

 

それも気にとめず、行けると過信したのが間違いでした

 

まずい・・。

 

1人だと押してくれる人もないわけで、エンジンパワーのみで脱出しなくてはなりません。

 

リアタイヤを回しすぎると、その空転でどんどんタイヤが沈んでいきます。

 

まずいまずい・・。

 

両足を泥に突っ込んで、一気に押し上げながらフルスロットルで回します。

 

すると、奇跡的にセローが前進しました。

 

かろうじて、脱出です。

 

危なかった、ほんと危なかった・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからすぐ先は舗装路でした。

 

舗装路は林道夜盗沢奥武士線という舗装林道です。

 

なんとか完通できました・・。

 

でも、残念ながら今回のルートは正規ルートではないようです。(そりゃそうだろう)

 

他にもたくさんの分かれ道がありましたので、いずれは探索してみたいです。

 

もっと簡単な正規ルートがあると良いなぁ。

 

もしかしたら北の方に行けば七北田ダム方面に抜けられたりするのでしょうか・・。

 

でも、もう今日は早く帰って休みたい・・。

 

※その後、大堤林道リベンジしました↓

 

serow2012.hatenablog.com

 

 

 

 

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