追加取得【大型自動二輪免許を取ろう⑯】
さあ、この話もついに最終章。
当日、天気は晴れ。
お日柄も良い。
さあ、今日はついに免許の取得だ。
午前9時ころに免許センターに到着。
場内は混んでる。
少しコロナが心配だ。
入口から入ると、案内板が立っている。
新規取得とか、更新とか、失効再取得とか。
難しいが、普通自動二輪取得者が大型自動二輪を取ると追加取得という区分になるようだ。
追加取得は。。。番窓口。
さて、まず前回判明した住所が間違ってる案件を解決しなくてはいけない。
ホームページを見たところ、現住所がわかる書類や証明書があれば変更できるらしい。
マイナンバーカードがあれば大丈夫だろう。
申請書類を提出し、窓口の人に大型二輪取るのにあわせて住所変更したいことを話す。
すいません、大型二輪とじゅうしょへん「はいではこの書類の~」
被せて話される。
とりあえず説明受けて、改めて住所変更したいことを言う。
「それはあqwせdrftgyふじこlp;@:」
早口すぎて、うまく聞き取れない。
もう一度問い返す。
「ここは審査だけして流すところだから~。」
な、流すところなのか・・?
とにかくこの人はめちゃくちゃ忙しいから、話しかけてはいけないということはわかった。
申請書類を返され、隣の窓口へ向かう。
隣の窓口の人にチェック済みの申請書類を渡して、お金を払う。
どうしよう、この人もめちゃくちゃ忙しそうだよ。
3600円。
お金を払う一瞬の会話の空白をついて住所変更したいと伝えたら、なんとか紙を渡してもらった。
一言挟むのも大変だ、なんてピリピリした場所なんだろう・・ごくり。
安全協会の協力金は徴収されなかった。
言われたら払うつもりだったんだけどな。
追加取得だと徴収されないのかな?
さあ、次が私の大型自動二輪免許取得の最大の山場と言っていいであろう。
そう、視力検査だ。
決戦の場は4番窓口。
ご承知のとおり、私はかなりの乱視で、右目がひどく悪い。
しかもこの数年で悪化している気がする。
ヤバい、ドキドキする。
ベニヤで区切られた半個室に入れられる。
置かれていたのはいつもの視力検査の機械だ。
両目を当てて片方づつ検査する。
うわ、右眼、ホントに見えない。
疲れ目にならないように朝からスマホいじってなかったのに、それでもよく見えない。
み・・ぎ?
した・・あ、ひだ・・り?
自分でもよくわかってないまま答える。
「はい、結構です。」
半信半疑だったが、とりあえずなんとかなったようだ。
後で渡された書類を見たら、視力は右0.3、左0.3、両目0.7と書いてあった。
ええっ、裸眼での免許取得の条件って、確か0.7以上だからかなりギリギリだったね!
っていうか、左目も悪くなってるね!
まあ、通過したからよし!
しばらく待って、10時ころに免許写真の撮影に呼ばれる。
窓口の前は長蛇の列だ。
ベルトコンベアで運ばれる工業製品のように、次々と半個室の中へ入っていく。
すぐに座らされ、1枚だけパシャ。
写りを吟味してる暇はない。
コートを着ていったのだが、コートの襟で顎が隠れると言われたのでコートを脱ぐ。
さらに待つ。
5番窓口に呼び出される。
ここでも長蛇の列ができたが、すぐに自分の番が回ってきて、ついに免許証が交付される。
キタァ……!!!!
写真の写りは微妙。
しかしそれよりもなによりも、右下にしっかり大自二と書いてある。
うん、かっこよいじゃないか。
これで、大型乗らないのか聞かれた時に「乗れないんです。」って言わなくて済む。
「乗らないんです。」
「あえて250ccのセローに乗ってます。」
「セロー好きなんで。」
ってドヤ顔で言えるぜっ!(ドヤァ!!)
さあ、これで大型自動二輪取得はおしまい。
予想外に長くなってしまった。
お付き合いいただきありがとうございました。
免許取得後、すぐに実家に行き、実家で眠ってる1100ccの大型にまたがる。
ドキドキしながらキーを差し込んで、回す。
ギュルルルルルルr
かからない。
ギュルルルルルr
かからない。
不動車じゃねえか!!
ほんとこの実家には不動車しかねえな笑!!