宮城林道日記

宮城県の林道を巡ってます。

沼ノ山林道【加美郡色麻町平沢字沼野山】

再び話は加美に戻り、林道群の紹介の続きです。

 

今回は、山中に巨大な鉄塔が建つ林道です。

 

 

 

 

 

 

 

沼ノ山林道について

 

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地図では、赤色が南山林道、緑色が沼ノ山林道です。

 

まず、沼ノ山林道の北東側の丁字路交差点を始点、南西側の行き止まり側を終点とします。

 

林道西側に標高424メートルの天ノ岡という山があります。

 

山頂をかすめて北東方から南西方に走る林道です。

 

次に、国土地理院地図上のデータについて記載します。

 

始点から終点までの距離は図測約700メートル。

 

もしかしたら、ちゃんと整備されていれば岳山林道まで繋がっているかもですね。

 

現時点では終点(行き止まり)までの距離とします。 

 

標高は、丁字路交差点が標高約290メートル、頂点部である終点が標高424メートルで、その標高差は約130メートルです。

 

居折りが700メートルしかないのに対し、標高差は130メートル近くある、急勾配の林道です。

 

九十九折りを繰り返して標高を稼いでいきます。

 

沼ノ山林道の林道名は、ここの地区が加美郡色麻町平沢字沼野山という地名から来ているのでしょう。

 

あるいは、林道のやや北側に沼野沢という川が流れているから、そこからとられたのかもしれません。

 

 

 

 

 

丁字路交差点

 

さて、前回の南山林道からの続きです。

 

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東から北へ向かう南山林道と、南へ向かう沼ノ山林道との丁字路交差点からスタートします。

 

前回のとおり、オビナタ林道から南山林道というルートで来れば、この交差点は左折になります。

 

林道入口に立つ「作業道沼ノ山線」の標識。

 

作業道と、防火管理道などが混在している地区です。

 

防火管理道ってなんだ・・気になる。

 

平成29年3月策定加美町地域防災計画を見ても記載はない。

 

気になる、グギギ。

 

多分、林野火災の消火活動のために作られた道路なのでしょうが、その違いは行政に聞かないとよくわかりませんね。

 

 

 

 

 

急斜面を登る

 

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路面は砂利、土です。

 

整備されており、凹凸は少なく、走りやすいです。

 

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道路の形状が九十九折りになっていきます。

 

効率的に高度を稼ぐためには、この九十九折り形状の道路が最適です。

 

ジグザグに登って行くことによって直線よりも距離をとれますからね。

 

それでも、かなりの急坂に感じます。

 

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この木々が道路に対して斜めに生えてる感じ、わかりますか?

 

写真じゃわかりにくいでしょうか・・。

 

けっこうな急坂を、ゆっくり登って行きます。

 

単気筒ならエンストの心配もなし。

 

 

 

 

 

鉄塔

 

山頂付近。

 

視界が急に開けます。

 

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前方に鉄塔が建っています。

 

鉄塔の周りは広場。

 

そうとうデカい塔です。

 

なんだこれ。

 

周囲の伐採具合とかで、塔が最近建てられたのがわかります。

 

それに、Googleマップにも載っていない。

 

高さは40メートルくらい?

 

風に揺られてゆらゆらしています。

 

鉄のロープで支えられてるから倒れはしないんでしょうけど、見ていて面白いです。

 

なんの塔なんでしょうか。

 

 

 

 

 

行き止まり

 

鉄塔の先へ進みます。

 

その先は路面が急に荒れてきます。

 

どうもこの林道は、あの鉄塔までが整備されていてあとは廃道のようです。

 

鉄塔の管理用に整備された道なんでしょう。

 

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さらに先は深い藪で覆われています。

 

私は、オフロードバイクでなにが得意かと言われれば、テクニックもスキルも装備もないけれど、あえて言うなれば藪漕ぎは得意です。

 

でも、決して藪漕ぎが好きなわけじゃない。

 

通れるかどうかもわからない藪漕ぎは、したくない・・。

 

ここで撤退とします。

 

この林道群、まだまだ支線は多いようですから、無理はしない。

 

前回の記事↓ 

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