濁又林道【仙台市青葉区作並】
熊沢林道の支線、濁又林道を走ります。
最後は行き止まりですが、植林された斜面が美しい林道です。
濁又林道へ
作並側の除雪ステーションから、熊沢林道に北進進入。
松沢山林道との分岐を左に降りて、すぐにまた分岐です。
右が濁又林道の入口、左は熊沢林道の続きです。
10年ほど前になるでしょうか、オフロードバイクに乗り始めたころ、大先輩にこの林道に連れて来てもらったことがあります。
最初に来た時は、辺りは霧に包まれ、二人とも分岐をどちらに行ったら正しいのかわかりませんでした。
進んでいる道が正しいのかわからずに走っていました。
怖かったなあ。
路面状況等
分岐を右へ。
濁又以前へ入って行きます。
路面は以前土でしたが、今は小石が撒かれ、きれいになっています。
フラットですが、路面は凸凹でやや走りにくいです。
幅員は車2台分。
路肩に重機が置かれています。
道路脇には切り倒された木材が積まれています。
きっと、林業さんが入ったので林道も綺麗に整備されたんですね
最初、鬱蒼とした樹林のせいで景観は開けませんでしたが、進むに連れだんだんと視界が開けてきます。
奥へ行くほど、路面も砂利から土へ変わっていきます。
セオリーですね。
奥へ行けば行くほど林業さんの通行も少なくなりますから、その分整備もされなくなっていきます。
それでも、両脇から伸びていたであろう草木は伐採されて、まだまだ走りやすい方です。
尾根道っぽい所を通過。
正面には林道、林道の両脇には青空が見えて、開放感がすごいです。
はあ、尾根道好き。
路面状況等
山の斜面に沿って下っていきます。
急激に高度が下がっていきます。
谷に降りて、その先は作業道。
それも半分崩れかけ。
ここまででしょうか。
いや、この先、また林道に続いているかも・・。
道路が土で固められているのか、それとも土砂が堆積しているだけなのか、判断がつきません。
少し歩いて偵察してみると、路面は固い。
バイクが走っても崩れずに行けそうな気がする。
・・・進むことにします。
怖っ。
車1台分ないくらいの幅の坂道を登っていきます。
道が崩れたら、滑落間違いなしです。
恐る恐る登って行ったその先は・・。
行き止まりでした。
美しい斜面
行き止まりか。
やっぱ無理か、こんなもんだな、とふり返ると。
予想外の絶景が広がっていました。
視界いっぱいの緑です。
植林された斜面が広がっています。
語彙が少なくてうまく表現できませんが、私を中心として、緑色の斜面が放射状に広がっていました。
視界いっぱいの緑の間には、林道の茶色が幾筋も通っています。
美しい。
計算して作ったわけではないでしょうが、緑と茶色のコントラストが綺麗です。
何㎞というスケールで、何年もかけて作られた景色です。
雄大という言葉はこのためにあるのでしょう。
この山の林道屋さんを褒め称えたい。
林道入口の分岐から終点まで、トリップメーターで5.6㎞。
標高は560mから840m。
数字だけで言うと普通のピストン林道でしたが、予想外に良い景色に出会えて満足です。
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