宮城林道日記

宮城県の林道を巡ってます。

鉢森山林道②【白石市小原】

前回の鉢森山林道①の続きです。

 

今回も白石市の鉢森山を走ります。

 

山中に予想よりも多くの林道が隠されていたようです。

 

 

 

 

 

路線③を走る

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交差点(北)へ戻り、南方へ進みます。

 

路線③です。

 

交差点(南)との間の路線です。

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鉄塔に沿って進みます。

 

脇道と思われる道がいくつかありますが、多分、鉄塔の管理用道路でしょうか。

 

先は長いので、今回は脇道はスルーします。

 

鉄塔があるということは、それを管理する道があるということです。

 

オフローダーとしては、鉄塔があれば安心ですね。(まだ道だよという意味で)

 

 

 

逆さケヤキとの出会い

 

途中、左への脇道があります。

 

「逆さケヤキ」の看板があります。

 

気になる。

 

でも、看板が出ている木はけっこう見てきましたが、大体「こんなものか」で終わっちゃうんですよね・・。

 

でも、見なきゃ損した気がするし、試しに行ってみることにします。

 

道路は若干の下りに変わり、ふかふかの腐葉土や、灌木が放置されています。

 

ここしばらく、車両の通行はなさそうですね。

 

幅員2メートルと狭まっていきます。

 

さらに、後半には下り勾配も急になっていきます。

 

登って帰ってこれるか、斜度をよく観察しながら進みます。

 

最後は、一気に視界が開け、広場に出ます。

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でかい。

 

斜面から生えた幹から、下へ伸びるように枝葉が広がっています。

 

ケヤキの緑が、日の光を反射して、きれい。

 

林道を巡ってきて、今まで何カ所か名木と言われる木を見てきましたが、これほど存在感のある木はなかったです。

 

地元の人に愛されているのか、付近は高木や雑草は刈られ、ケヤキの付近だけぽっかりと空間ができていました。

 

解説の看板も設置されています。

 

天然記念物「嘉右衛門山の逆さケヤキ

樹高22メートル

幹まわり8メートル

枝張り 東西44メートル

    南北45メートル

推定樹齢 350年

 

幹まわり8メートル、枝張り45メートルとか、偉大すぎる・・。

 

せっかくなので、木と一緒に記念写真を撮ろうと思います。

 

ただ、ケヤキがあまりに大きくて、全体を映すためには離れたところにスマホを置かなくてはいけません。

 

遠くにスマホを置いて、10秒タイマーをセットして、ダッシュ

 

しかし、やはり10秒では近くまで寄りきれませんでした・・山道ダッシュはきつい。

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この写真は、ダッシュの途中で諦めて、上を向いてケヤキを見上げている風を装っているところです。

 

良い木、出会えて良かった。

 

 

 

交差点(南)

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行ってみると、交差点(南)は四叉路でした。

 

地図上では三叉路なのに・・。

 

どれか一つは行き止まりの道、トラップというパターンですね。

 

しらみつぶしに進みます。

 

まずは、一番トラップ率が高い西へ。

 

雑草が伸びています、あまり車が通らない証拠ですね。

 

路面はフラットです。

 

路肩には、雑草に埋もれた鳥居がありました。「貞治山神」。

 

走っていると、ところどころに、素敵な土木技術が用いられています。

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山水を流すための、簡易水路です。

 

土に埋めた丸太2本の間に空間を設け、そこに水を通すのですが、時間が経つと丸太が両脇から土砂に押され、空間がなくなってしまいます。

 

それを防ぐために、丸太2本の間に小さな丸太を1本挟みます。

 

そうすることによって、土砂で押されなくなり、空間を確保して長く使えるのです。

 

コンクリートで作ることもできたでしょうに、わざわざ木材を使ってやるあたり・・好きです。

 

ただ、路面にいきなり丸太が出てくるので、バイクで走ってると少し怖いです。

 

まっすぐ走ってる分には良いんですけどね・・丸太に対し斜めにアプローチしないように気をつけましょう、滑るから。

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枝打ちされた、美しい杉林です。

 

しっかり日の光が入るよう管理されています。

 

その先、道が自然に帰っているので、戻ることにします。

 

やはり、この道が行き止まりだったか!

 

 

 

路線④を走る

 

交差点(南)から東へ向かいます。

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幅員は4メートル。

 

急な下り勾配です。

 

1速で下っていかなきゃならないほど・・。

 

路面はこぶし大の石が転がっており、ところどころ轍もあります。

 

九十九折りで、急激に高度を下げていきます。

 

林間をいきます。

 

シダ類の生い茂った、鬱蒼とした杉林です。

 

遠望は効きませんが、終盤、一部視界が開けます。

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「さむけの水神」という石碑。

 

苔むした感じが好き。

 

ここから沢が出現。

 

沢に沿って下っていきます。

 

最後は、白石市大平中目の集落に出ます。

 

路線③はあまりに急坂だし、路面も荒れていました。

 

普段は使われていないのでしょうか。

 

 

 

路線⑤を走る

 

交差点(南)へ戻ります。

 

この交差点も何回目だ、もう!

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西へ向かいます。

 

路線⑤です。

 

幅員は4メートル。

 

路面は土で、フラット。

 

路線④等と違って走りやすく、安心して進めます。

 

もう疲れてたのでありがたい。

 

遠望は、ところどころ開けます。

 

周囲の山々が見渡せます。

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舗装路との交差点に出ます。

 

右の舗装路(通行止めの看板)はGoogleマップにも表示されており、進んで行くと白石市小原東山地内に出るようです。

 

試しに右へ進んでみましたが、けっこう距離を進んでも下界に到着しなかったので、交差点へ引き返します。

 

左はGoogleマップには乗っていない道で、未舗装路のようです、じゅるり。

 

疲れてると言いつつ、進んで行きます。

 

ここも引き続き路面は良好です。

 

雑草も少ない。

 

ゆるやかに高度を上げていきます。

 

全体的に尾根道っぽい。

 

何度も言いますが、尾根道は大好きです。

 

左右両方向に遠望が効きますし、視界も良いし、日当たりも良いし、もう尾根道最高!

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さらに進むと、路肩の草刈りをしていました。

 

ああ、どうりでこの路線だけ走りやすいはずです!

 

挨拶して近づくと、道を開けてくれました。

 

ごくろうさまです。

 

この路線は、マップにはないですが、今も現役で使われているようですね。

 

最後は舗装路に出ます。

 

左に行くとまたダートです。

 

さすがに疲れ果てていたので、ここは引き返しました。

 

右に行くと、荒れ荒れの舗装路を通り、白石市小原竹花地区に出ます。

 

前回↓

serow2012.hatenablog.com

 

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