青野林道【加美郡加美町鹿原】
青野林道、すっかり紹介し忘れていたので、改めて紹介します。
泉ヶ岳から薬莱山までの林道群の一部で、船形山の北側、千古の森キャンプ場から加美の集落へ抜ける林道です。
青野林道について
青野林道の距離は、千古の森キャンプ場から舗装路まで図測で約6.4キロメートル。
標高は、キャンプ場付近が標高約530メートル、東側の舗装路付近が標高約200メートルで、標高差は約330メートル。
平地に近い林道です。
今回は、千古の森キャンプ場側から進入していきますので、下り道になりますね。
青野川に沿って進む林道です。
青野川はメジャーではないですが、白沼を源流とする一級河川です。
林道名は、その川からとったのか、あるいは川の下流の青野地区からとったのでしょう。
ツーリングマップルにもダート表記で登載されている林道で、かなりメジャーで、走っていて安心な林道ですね。
千古の森キャンプ場から進入
千古の森キャンプ場。
相変わらずこのキャンプ場は閑散としていますね。
場内には熊注意の看板が。
こんな山の中、そりゃあ熊も出るでしょうよ。
電波も入らないし・・。
でも、そういう人里離れたところが良いという人もいるはず。
ちなみに、利用のためには加美町役場で申請しなくちゃいけないようですよ。
キャンプ場の前は舗装路です。
キャンプ場へアクセスするためには通らなければならない林道ですから、利用者のために舗装路にしてあるのかな・・。
でも、いずれすぐに未舗装路に変わります。
一応、別の林道(滝庭林道)からキャンプ場へ周り込む方法もありますが、かなり遠回りです。
路面、構造等
路面は砂利、土で、踏み固められた硬い良いダートです。
よく整備されており、凸凹もなく、落下物も少ないです。
幅員は5メートル程度。
車2台がすれ違って、まだ余裕があるでしょう。
この林道の構造の特徴として、山側に側溝が掘られています。
道路の山側に30センチメートル程度の盛り土があり、そのさらに山側が50センチメートル程度低くなっており、ここが溝になっています。
走行時は流れは無かったものの、水が流れた跡が見えます。
通常、土製の溝は水に洗われて轍が深くなって崩落していくものですが、これは上手く出来ているようで、崩落は見えませんでした。
また、単純に溝を掘っただけでは下流に行くにつれ流れが太くなっていくのですが、その跡も見られない。
路面の下に管路を埋め込んでいるのでしょうか。
おそらく溝から路面の下の管路を通って谷側の青野川に雨水を流す仕組みなのでしょう。
他のどの林道でも見られない特徴です。
この構造にどんなメリットがあって、このような作りにしたのでしょうか。
ワクワク。
景観
渓流沿いの林間を行く林道です。
緑が美しいです。
左手はかなり深い谷になっており、谷底には青野川が流れています。
流れは早く、水質は澄んでいます。
一部遠望が利く箇所があります。
キャンプ場方向から来ると右手が山、左手が谷となりますが、谷側の木々が伐採されて眺めが良くなっています。
景観のために、意図的に伐採されたのでしょう。
平野部に近くなると、田んぼが現れ、牧歌的な風景の中を走れます。
終点
最後は集落の舗装路に出ます。
魚の養殖場のような場所がありました。
さて、青野林道は超メジャー林道郡の一部ですが、実はこの付近は通行止めも多いです。
青野岳山林道なんて、ここ数年通行止めです。
青野岳山林道を迂回するためにも、この林道は知っておいていいと思います。
距離よし、路面よしの万人受けする林道です。
また、林道郡ですから支線も多くあります。
崩落続く青野岳山林道や、用水沢林道。
また、千古の森キャンプ場東側には接続林道、滝庭林道があり、宮城県の林道群の中心にある林道です。
超メジャー級林道てすから、仙台近郊のオフローダーはきっと何度も通過しているはずです。
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