ZETAバーライズキット装着【カスタム】
スタンディングポジションを少しでも楽にしようと、ZETAのバーライズキットを付けました。
ハンドル高が高くなってどうなったか、レビューしてみます。
バーライズキットとは
バイクのハンドル高を高くするキットで、具体的には、通常より高いハンドルバークランプを指します。
通常、ハンドルは、ハンドルバークランプで車体と接続固定されています。
ハンドルバークランプは上下の2つの金具で構成されており、下部が車体と繋がり、上下の金具の間にハンドルを挟み込んで固定します。
このハンドルバークランプ下部が通常より長ければ、ハンドル高も高くなります。
ZETAでは、ハンドルバークランプ下部の高さが19ミリと、30ミリの2種類をラインナップしています。
どちらにするか悩みましたが、単純に在庫があった19ミリを選択しました。
推奨ハンドル径は22.2ミリ。
セローのハンドル径は22.2ミリですから、そのまま使えるはずです。
さて、結局、貧乏な私は中古品を購入しました。
2500円です、安い。
細かな擦れはあるものの、大きな壊れはなさそうです。
業界では有名なZETAですから、丈夫でしょう。
ハンドル高を高くするメリット
オフロードバイクにおいて、ハンドル高は林道での強さに直結します。
舗装路ではハンドルは高くしても乗りづらいだけです。
乗っていても、腕を上げながら走らなくてはならないので疲れますし、ただただ乗りづらいです。
しかしその反面、林道でスタンディングで乗る際は抜群に乗りやすくなります。
ハンドル高が高い方が直立に近く、良い姿勢で乗れます。
良い姿勢で乗ることで、より繊細なハンドル操作ができますし、体重移動がしやすいです。
ハンドル高が低いと背筋を曲げて乗らなくてはいけないですし、逆に乗りづらいのです。
あと、別のオフ者にドヤることができます。
コックさんの帽子と同じです。
別のオフ者に出会って、バイクの前でお話しする際も、ハンドル高が高い方が「こいつ、できるな・・。」と思わせることができます。
いやごめん、最後のは私だけかも知れません。
作業開始
さて、作業開始です。
高さ19ミリは、ハンドガード等の装着品を外さなくても付けられるようです。
ケーブル類も繋いだまま、単純にハンドルを外していきます。
まずはハンドルバークランプ上部のボルトキャップを外します。
キャップは爪や、マイナスドライバーでめくれば外れます。
ボルトが見えたら、後は六角レンチで緩めていきます。
ハンドルは上下の金具に締め付けられて固定されているのですが、このボルトを緩めていくと、締め付けが緩んで・・ハンドルが重さでグルンッと回ります。
おおっ、怖い。
さらに緩めると、ボルトが外れて、ハンドルバークランプが上下に分かれます。
ハンドルの下に、スペーサーのようにしてZETAのバーライズキット下側を差し込んで、さらにハンドルバークランプの上部をZETAのものに取り替えます。
再びハンドルを挟み込んで、固定して、終了です。
作業時間は10分程度でしょうか、簡単早い。
でも、ハンドルの角度なんかにこだわると時間がかかりそうです。
私も、1回取り付けた後、ハンドルの角度調整に悩んで、ああでもないこうでもないとやりなおしました。
ハンドルの角度を変えれば、当然スイッチ類、レバー類の角度も変えなきゃならないので、それらを変えた後にまたハンドルの角度を変えたので、またスイッチ類の角度を変えて・・そんなことを繰り返して、2時間かかりました。
使用感
正直、わからない・・。
19ミリだと、そんなに変わらないかな。
30ミリにしておくべきだったか。
でも、30ミリは取り付けるとハンドルが高くなりすぎて、ケーブルが足りなくなるとのレビューもあって敬遠してたんだよなぁ。
急遽、さらに高くするためにハンドル角を調整することにしました。
メッチャ上向きに。
モサッとしたトライアルバイクみたいになった・・。
試しに舗装路を乗ってみると、手首が内側の前向きになるので、乗りにくいし、手首が痛い。
腕もやや上向きになるので、把持してるだけで筋力使って疲れます。
こりゃ、改悪かな。
次に、スタンディングの検証のため、泉ヶ岳へ行きます。
早速スタンディングを試してみます。
おっ、かなり安定。
それまでは、立って走るとハンドル位置が低いので腰を曲げてハンドルを持っていたのですが、背筋を伸ばした状態でハンドルを持てるようになりました。
ハンドルの持ち方も、手首を内から外へ向けて持てるので、ハンドルにしっかり持てるように。
それまで、乗車姿勢が悪かったのが、今回は背筋が伸びるので、前より「良い姿勢」で乗れるようになった気がします。
走るのが早くなったかはわからないですが、ハンドルの操舵は格段に楽になりました。
ZETAバーライズキットの19ミリは、それだけだと少し物足りないですが、ハンドルの角度調整と合わせればかなり変化が実感できました。
走っていて楽しいので、おすすめです。
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