宮城林道日記

宮城県の林道を巡ってます。

大六天林道後編【牡鹿郡女川町高白浜】

結論から言うと、今回も大敗北したのです!

かつて無いほどバイクも体もぶっ壊されて帰ってきましたよ!

だから沿岸部の林道は嫌なんだよ、ちくしょう!
















さて、前回の山頂の稜線からさらに進んでいきます。

路線が二股に分かれていたことから、右手に降りていきます。

イメージ 2

結局、そこは支線だったのですが、途中、急坂のガレ場で転倒しました。

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一回下まで引きずり下ろさないといけないかな・・と思いつつも、ツーリストを信じて坂の途中から再発進してみます。

おぉー、ツーリストすごい、ぐいぐい登る!

D605とは比べものにならない走破力、0発進で登り始める。
















イメージ 3

この時、左ミラーが折損しました。

錆びてた根元部分からポキリ。

可倒式の意味ねぇなぁ・・。















結局、稜線付近まで登って戻ってきました。

転び損だ。

ツーリストの能力を実感して、気をよくしてさらに先に進んでいきます。

















その先、何気なく、少し長い坂を登り始めます。

先の方は木々の枝葉で見えません。

あれ、ちょっと長いな。

加速していきます。

あれまだ終わらない。

なんかおかしいな。

気づいたときにはもう遅い。





やべ


これ



ヒ ル ク ラ イ ム だ



もう止まれない

一気にぬけようと心を決めます。

しかし、ここでバイクを放り投げとけばよかった。

加速が終わる

停止

エンジン止まる

乗ったまま坂をバックし始める!

どんどん加速する!

怖い怖い怖い!

右に転倒!

車体と地面に右足が挟まる!

痛いっ!

挟まったまま滑り降りる、いや落ちる。

中腹でようやく止まる。

イメージ 4

イメージ 5

焦りと痛みで、なぜか、まず点滅していたハザードランプをとめます。

いつものように挟まった足を写メってる余裕なんてない!

折れたかも・・。

会社の上司からの飲み会の誘いを「家族旅行なんで」と言って断ってたものだから、もし折れてたらどうやって言い訳しようか考えてました。
















足を引きずりながら、バイクも下まで引きずり下ろします。

ゆっくり引き起こして、右のステップを踏むと、スコンと脱落する感覚。

後ろを見ると、ステップがぽきりと折れて落ちています。

まぁ、後で取り付ければいいかと、とりあえず回収。

あと少しで登頂だったのになぁと思いつつ、ステップが取れてはスタンディングもできないので、ゆっくり来た道を戻ります。

撤退です。














コバルトラインの展望台で休憩します。

ブーツを脱いで、傷を確認。

折れてはいないみたい、血ぃ出て痛いけど・・良かった。

どこからともなく猫がすり寄ってきました。

観光客からエサをもらっている観光猫のようです。

かわいいけど、今はこっち来るな・・。

来るなよ・・。

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痛てえええ!乗るな!血だらけの足に乗るな!

必死に追い払うと、迷惑そうに去って行きました。















イメージ 7

ステップはというと・・まさかの、基部が破損。

可倒部分が外れたのかと思いきや、フレームに直結してる部分の鉄がちぎれていました。

うわぁ、最悪、パーツを買い換えればいいと思ってたら、これ結構重傷なんじゃない?

フレームへのダメージでしょ?

泣く泣く、石巻から仙台まで、ステップなしで帰ります。

しょうがないのでタンデムステップに右足のせて。

ミラーも片方ないし。

さぞやかっこ悪かったにちがいない。

しかし、このときの私はまだ知らない。

石巻の呪いは始まったばっかりだったことを・・。

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