宮城林道日記

宮城県の林道を巡ってます。

金山峠【刈田郡七ヶ宿町行人原】

さて、昨年の話で、前回の鳥川焼松林道https://blogs.yahoo.co.jp/serowsince2012/18247257.htmlから仙台への帰り道のことです・・。

林道を出た福島県福島市茂庭から西へ迂回し、山形県米沢市を通ってエコーラインを通って仙台へ帰るところでした。

国道399号から市道を通り北進、宮城県内の国道113号へ、さらに北進し宮城県七ヶ宿町坂ノ上から県道13号線(羽州街道)へ入り北進しようとします。

住所的には宮城県刈田郡七ヶ宿町字行人原道上65付近です。

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もう、どこがどこだかよくわからないですが、いずれ七ヶ宿と山形の境界です。

そんな山奥の県道です。
















そこで、路肩に通行止めの看板が。

うん?県道が通行止め・・だと。

その時、林道ツーリングを終えて、けっこう疲れていたのでしょう、思考力が低下していたとしか思えません。

通行止めの看板があるけど、行けるだろう、と思って進むことにしたのです。

迂回路を探すのが正直面倒だったというのもありました。

いったいその自信はどこからきたのか。

















干蒲という集落に入り込みます。

歩いているおじいちゃんに、この先通れるか質問したところ、「無理だねぇ」と言われました。

あぁー、やっぱね、そうだよね。

でもけっこうな距離入ってきちゃったし、引き返すの面倒だなぁ・・。

「ああ、でも道路の脇道はマウンテンバイクなら通れるらしいけどねぇ・・」

なんだとっ!

その言葉を聞き、きっと行ける!という根拠のない自信に駆られ、県道13号さらにを北進しました。

















しかし、県道13号は巨大なゲートに阻まれ、どう頑張っても進めなくなりました。

ところが、ゲートの脇には北西方向へ消えていく林道が。

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さっきのおじいちゃんが話していたのはこれだっ!ここからなら行ける!という謎の判断により、突っ込んでいきます。

この時の思考、疲れ切っててまじやばい。

















最初は田んぼのあぜ道が続きます。

しだいに林間に入っていき、林道の様相を呈してきます。

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幅員は車1台分、路面は雑草に覆われた土です。

タイヤの轍部分に生えた雑草と、道の上に張られた大量の蜘蛛の巣が、人の往来がないことを示しています。

だんだん気力も萎えてきたころ、行き止まりに突き当たります。

ちょっとした転回場になっていました。

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転回場には焚き火の跡が。

だれか野宿でもしたのでしょうか・・・変わり者がいるものです。(私も)



















さて、途中の分岐に戻ります。

分岐には意味深な立て札が・・。

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よく見ると、行けそうな内容ですよね(謎判断)

大昔、大名の参勤交代に使われていたのでしょう。

それなら、バイクでも行けるはず!

















そう思って突っ込んでいくと・・3分ほどで道がなくなりました。

いや、正確には、高さ80センチくらいの段差があり、段差の奥には草木に覆われた道はありました。

無理。

大名だって、こんな状態であれば参勤交代はしないでしょう。

俺が大名ならぶち切れる。

どうせ、農民とかが大名が来る前に道を整備してたんでしょう。

私も誰かが整備してくれているならともかく、こんなジャングルみたいなところはさすがに無理。

泉ヶ岳の林道とは訳が違う、もし転倒しても、誰も助けてくれないと思うし。

















あきらめて元来た道を戻ります。

忠告を受けたおじいちゃんに会わないように祈りながら(気まずい)

結局一つ西側の県道を大回りしてから帰りました・・急がば回れ、ですよねホント。

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最後は遠刈田温泉のZAO-BOOでハンバーガー食べて帰りました。

疲れた。

なお、帰って確認したツーリングマップルには、しっかり通行止めの表記と共に情報が載ってました。

「金山峠:江戸時代に弘前津軽氏、秋田の佐竹氏、鶴岡の酒井氏など13大名の参勤交代の行列がこの峠を越えた」

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