宮城林道日記

宮城県の林道を巡ってます。

長面林道【石巻市長面】

石巻市の長面浦を周回する林道です。

 

水辺の景色が気持ち良くて、夏にオススメ。

 

 

 

 

 

 

 

長面林道とは

 

長面浦(ながつらうら)。

 

石巻市北西部、北上川河口に位置する汽水湖

 

面積は約1.66平方キロメートル。

 

カキ養殖が盛ん。

 

東日本大震災で被災し、復興工事中。

 

今回は長面浦を回る林道を探索します。

 

距離3598メートル、幅員4.0メートル(公称)

 

ただ、実走してみたら絶対幅員はもっと狭いよ・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

林道進入

 

今回はこの大きな湖をまわります。

 

大川小学校を西進。

 

 

巨大な構造物が現われます。

 

長面浦に面する堤防です。

 

震災以降に設置された巨大堤防。

 

工事車両がたくさん出入りしており、もしかしたら通行止めなんじゃないかとドキドキしながら進みます。

 

長面林道はUの字型の林道で、今回は林道北東側の入口から入っていくとにします。

 

長面浦は汽水湖なので、湖の北側は河口のようになっており、すぐ海に面しています。

 

その河口部分に大きな橋があり、そこを西から東へ渡って行かなくてはいけないのですが・・・。

 

警備員さんにとめられる。

 

大きな橋は尾の崎橋といって、ここ最近作られたばかりなのですが、工事車両以外は通れないとのこと。

 

早速探索失敗かと思ったのですが、橋のすぐ脇に仮橋があってそちらは渡れるようです、良かった。

 

仮橋を渡ると、長面地区の集落。

 

住んでいる人っているのかな・・。

 

湖沿いに走って行くと、すぐに舗装路と未舗装路の境があり、林道入口です。

 

 

 

 

 

 

 

 

湖畔エリア

 

長面林道は大きく分けて2つのエリアに分けられます。

 

林道東側は長面浦の湖畔に沿って進む湖畔エリア。

 

西側が長面浦に面する山中を通過する林間エリアです。

 

今回は北東側入口から進入するので、最初に通過するのは湖畔エリアです。

 

湖畔エリアは長面浦の漁業者用の未舗装路なのでしょう、湖のすぐ横を通ります。

 

 

湖と林道の距離はほぼ0で、ガードレールすらありません。

 

ちょっと間違えれば湖にドボンですね。

 

幅員は約3メートルで狭く、すれ違いも難しいですが、幸い交通量は0でした。

 

路面は砂利で、よく整備されており、凹凸もほぼありませんでした。

 

景観は最高。

 

 

 

海風が吹いてきて、真夏の盛りなのに涼しい。

 

エンジンを止めて立ち止まれば、汽水湖特有の優しい波の音がします。

 

癒やされる。

 

右手に湖を見ながら、左手は山です。

 

 

山の手前は草地になっているのですが、震災以降地盤沈下したらしく、常に薄く水をたたえています。

 

水面をのぞき込むと、すごい数の水生生物たちが一斉に動き出します。

 

めだか、ヤゴ、蛙、見えるだけで何種類もいます。

 

めっちゃトキメク・・!

 

長男とか連れてきたら一日中生き物捕まえまくるだろうな・・。

 

そんな天国のような湖畔エリアから、林間エリアに切り替わります。

 

小川を跨いてエリア切り替えですが・・。

 

橋が崩落しとる・・。

 

 

無理矢理渡りました。

 

写真でわかりますか?ギリギリタイヤ1本分の幅が残っていたので、そこを通過します。

 

車は無理ですね。

 

その先、小川を渡ると路面の様相は一変。

 

はい、地獄の始まり。

 

 

 

 

 

 

 

 

林間エリア

 

延々地獄なんだろうと思いきや、地獄のようなガレ場は50メートルほどで終わり、すぐにまた砂利の路面に戻ります。

 

山に向けて登って行きます。

 

丁字路。

 

 

左は行き止まり。

 

右折します。

 

ところどころにある警告文。

 

 

「くくりわなが設置されています。」

 

なにくくり罠って、怖いんだけど・・!

 

多分、熊とか猪の足に輪っかをひっかけるあれでしょ?

 

路肩には寄らない方がいいな。

 

幅員は相変わらず3メートルほどと狭い。

 

路面は砂利、土で、あまり荒れていません。

 

 

道路脇の木立はしっかり枝打ちされて、芝刈りもされており、日当たりも良好。

 

木漏れ日が美しいです。

 

林業さんがしっかり仕事をしているようですね。

 

綺麗な海は綺麗な山から。

 

これは確か気仙沼の海のキーワードだったかな。

 

この辺りも近いですし、意図を共有しているのかもしれませんね。

 

林間エリアは見通しも開けず、延々と九十九折りを上り下りします。

 

あまりにも見通しが開けない似たような道なので、同じ道をループしてるのではないかと不安になるほどです。

 

 

 

切り通しも3回ほどありました。

 

通常、切り通しは1回、2回あれば多い方なのですが、ここは特別多いですね。

 

雄勝半島という狭い地区の中に無理に林道を通しているわけですから林道を作るルートも限られます。

 

九十九折りや切り通しを作ることで、無理矢理道を作ったのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

出口

 

終わりは突然に。

 

 

目の前に延々とした平野が見えます。

 

出口です。

 

 

このあたりは支線と入り組んでいますが、蛇腹のパイプの左方から来て、手前側が出口です。

 

起点標識。

 

 

その先は復興工事の工事現場で、なんの目印もない平野です。

 

北方から林道北西側出入口を見た状況。

 

 

写真左奥が入口です。

 

目印もなく、わかりづらいですね。

 

林道北西側から入ろうとすると入口を見つけるのに手間取ったかもしれません。

 

北東側から入ってよかった。

 

エリア切り替え部に崩落が見られましたが、総じて走りやすく、景観も良い林道でした。

 

水辺ですので、夏にオススメですね。

 

良い林道でした。

 

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