手長洞木林道【気仙沼市渡戸】
気仙沼の林道巡り、三本目です。
深い森の中を行く、手作り感のある林道です。
手長洞木林道とは
今回は、上の地図で緑色で示した路線。
黒森林道の脇道と、手長市民の森林道との丁字路から西へ向かう林道です。
一旦西へ迂回し、最後は北東方へ抜けます。
丁字路から終点までの距離は約1.7キロメートル。
標高差は丁字路が標高約415メートル、終点が標高約210メートルで、標高差は約205メートルの下り勾配です。
林道名ですが・・林道北側に位置する手長山から一部をとったのでしょうが、洞木の由来はよくわかりませんでした。
古い地名でしょうか。
路面状況等
路面は砂利、土です。
幅員は3.6メートルと、やや狭め。
道路中央部に雑草は生えているものの、タイヤの設置する箇所は砂利が敷き詰められており、整備されていて走りやすい路面と言えるでしょう。
急カーブなどもなく、普通乗用車も通行できそうです。
両側は森で、遠望は効きません。
森は深く、視界一面、緑です。
丁字路から1.3キロメートルの地点で、分岐があります。
向かって左手が手長洞木林道の続き、右手は「渡戸手長林道」です。
とりあえず、このまま手長洞木線を進んで行きます。
並べられた小石
下り勾配。
狭いカーブにさしかかったところ、路面に異変が・・。
見てください、これ。
カーブに沿って敷かれた石。
これは、林道を作った際に、職人さん達が並べたのでしょうか。
大きな岩なら、土砂止めに並べられているところはありますが、こんな小さな石が並べられているのは初めて見ます。
一言で言うなら・・全く無意味に見えますが、好きです、こういうの。
路肩との境界を示すためだとしても、コンクリブロックやガードレールを作れば簡単にできるものを、わざわざ石を並べて埋めていく手間と言ったら・・。
それを考えると、なぜこういうものを作ったのか謎ですが、職人さん達がいちいち小石を並べていくのを想像すると、尊いですね!
自然界では、意外とコンクリやガードレールが早く朽ちていく中、こういう地味な物が残っていたりするから素敵です。
良いもの見た。
終点
最後は気仙沼市渡戸地内の、金成沢川沿いの田んぼに出ます。
起点の標識。(今回は終点側ですが)
ん?
よく見ると、延長が4,101メートルと書かれています。
予想外ですが・・多分、私が黒森林道として把握していた部分のどこかが手長洞木林道に組み込まれているのでしょう。
黒森林道自体も、標識に記載されている延長は確か980メートルだったはず。
公称で、黒森林道が980メートル、手長洞木林道が4,101メートルで、合わせて5,081メートル。
私の記録で、黒森林道が4,000メートル、手長洞木林道が1,700メートル、あれ、でも黒森林道と手長洞木林道を結ぶ荒れた林道が1,000メートルだから・・合わせて6,700メートル・・??
合わないなぁ・・。
まあ、いいでしょう、大事なのは路線の長さじゃなく、ダートの長さなんだから!
次回は一旦戻り、渡戸手長林道へ向かいます。
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